「見沼田んぼ首都高ビオトープ」で、埼玉大学学生の皆さんと実習を行いました!

7月27日(木)、「見沼田んぼ首都高ビオトープ」で、埼玉大学工学部環境共生学科の皆さんと環境実習を行いました。

同大学の准教授である深堀清隆先生は、首都高ビオトープ検討会の委員を務めてくださっています。

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当日は、

低木ゾーンで見沼田んぼの歴史等について説明
→高木ゾーンでハンノキ・プロジェクトについての説明
→中木ゾーンで間伐等の実習

といった流れで進行していきました。


今回のブログでは、中木ゾーンでの実習を中心にお伝えします!

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実習場所へと向かう途中で見つけた、絶滅危惧種に指定されている「タコノアシ」。

学生の皆さんは、花の枝の部分が「タコの足」に似ているから、という名前の由来を聞き、納得の声をあげていました。

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実習では、間伐を行い、間伐した細い樹木を用いて粗朶(そだ)づくりを行いました。

「粗朶」とは、細い樹木を束にしたものです。


使い慣れないのこぎりに戸惑う声も聞こえましたが、力を合わせて作業を進めてくださいました!

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切った樹木を束ね、ロープで縛り、粗朶をつくります。

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粗朶は、河川の護岸基礎部の根固めにも活用されることがあり、新潟県の阿賀野川でも用いられています。

見沼田んぼ首都高ビオトープでは、出来上がった粗朶は、既存のエコスタックに積み上げています。

「エコスタック」とは、粗朶等を積み重ねることでできた、生き物の住みかを指します。

見沼田んぼ首都高ビオトープのエコスタック内でも、カミキリムシ等多くの生き物が確認されています!

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昨年、東京環境工科専門学校の皆さんとの実習で設置した、ザリガニ返しの周辺の草刈りも行いました。

草刈りの最中に、準絶滅危惧種のトウキョウダルマガエルが出現し、感動する声も聞こえました!

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皆さんのおかげでとてもきれいになりました!

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実習の締めくくりとして、今後の見沼田んぼ首都高ビオトープについて討論・発表してもらいました。

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もっと多くの人に見沼田んぼ首都高ビオトープを知ってもらうため、より良い運営を行っていくための、学生の皆さんの貴重な意見を聞くことができ、こちらとしても大変勉強になりました!


今後もより多くの皆さまに、ビオトープの保全活動にご参加いただきながら、都会の近くに残る身近な自然を感じてもらい、地域密着型のビオトープを育てていきたいと思います!


埼玉大学工学部環境共生学科の皆さま、ありがとうございました!