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高速大師橋~元気な橋に生まれ変わらせる方法って?~

開催報告

2023年10月4日に開催した「子ども未来プロジェクト2023 高速大師橋~元気な橋に生まれ変わらせる方法って?~」の開催報告です。

子ども未来プロジェクトは、首都高の仕事を題材に、子どもたちと首都高で働く社員たちが、"はたらく"ことについて一緒に考えていくイベントです。

今年度は、大田区立出雲小学校の全校生徒、約500名の皆さまに参加していただき、大田区にある身近な橋「高速大師橋」をテーマに出張授業を行いました。
高速大師橋の自慢は力持ち!悩みは55歳になって疲れ気味…!高速大師橋を人に例えて、分かりやすく楽しく紹介しました。

高速大師橋ってなに?

大田区と川崎市をつなぐ高速大師橋は、1968年の開通から50年以上が経過し、多数の疲労き裂が発生しているため、長期的な安全性を確保する観点から、更新(造り替え)工事を実施しています。

ここでは、「そもそも首都高ってなに?」という子どもたちの素朴な疑問に答えつつ、なぜ大田区と川崎市を結ぶ橋があるのか、高速大師橋の歴史や役割について紹介しました。

大田区には、羽田空港や中央卸売市場などがあり、生活に必要な物を運ぶ重要な拠点になっています。
高速大師橋には、そんな大田区と川崎市、つまり東京と神奈川を繋ぎ、みんなの暮らしや経済活動を支える重要な役割があります!

続いて、高速大師橋にちなんだクイズを出題。「高速大師橋はいつできた?」「高速大師橋の重さや長さは?」という問いかけに、「はい!はい!」と子どもたちから沢山の手があがり、積極的に参加してくれました。
実は…高速大師橋は東京タワーと重さも長さもほとんど同じなのです!

1問1問、クイズに正解するたびに子どもたちの歓声が体育館に響き渡り、盛り上がりをみせた一幕となりました。

「子ども未来プロジェクト2023」の開催報告01

「子ども未来プロジェクト2023」の開催報告02

橋を元気に生まれ変わらせるために?

後半は、先日架け替え工事が完了した高速大師橋について、どんな工事を行ったのか動画を用いて紹介しました。

工事のハイライトともいえる高速大師橋の架け替え工事は、2023年5月27日から6月10日までの2週間、高速1号羽田線を終日通行止めにして実施しました。既設橋を多摩川上流側にスライドして撤去し、あらかじめ組み立てておいた新しい橋を既設橋がかけられていた位置までスライドして架設する、横取り一括架設という方法を採用しました。

ダイナミックな工事の映像を見る子どもたちの真剣な眼差しはとても印象的でした!

質問コーナーでは、子どもたちから次々と手が挙がり、「架け替えた後の古い橋はどうするの?」や「首都高って千葉まで走っているの?」といった質問が出て、楽しく交流をすることができました。

最後には、実際に工事に携わった社員から、沢山の人の”はたらき”によって安心・安全な道路や暮らしが支えられているということ、首都高の仕事や”はたらく”ことについて伝えました。
首都高で"はたらく"ことが、参加してくれた子どもたちの将来の選択肢の一つになればとても嬉しいです。

「子ども未来プロジェクト2023」の開催報告03

「子ども未来プロジェクト2023」の開催報告04

むすびに

今回の子ども未来プロジェクトでは、「高速大師橋」をテーマに、橋の歴史や首都高役割について伝えることで、子どもたちの職業観を高めるサポートをしました。

今回の体験を通じて、首都高の安心・安全・快適を守るために、たくさんの人が協力しながら働いているということを知ってもらい、子どもたちにも、家族やクラスメイト、学校の先生など周りの人との繋がりを大切にし、未来を担う存在になってほしいと願っています。

以上、子ども未来プロジェクト2023の開催報告でした。
今後も首都高グループは、首都高の事業を通じた学習機会の創出に貢献してまいります。