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47限目の首都高講座は、「品川線の建設状況を学ぼう!」です。
毎回応募者の多い人気の品川線の建設現場をご案内致します。
今回の講座では、シールドトンネル内部や高速湾岸線に接続する大井ジャンクションの建設状況を見学して頂きます。
シールドトンネルでは内部構築状況や横連絡坑(隣接するシールドトンネルと行き来するための通路)、さらにシールドトンネルを切開く五反田出入口区間の構築状況を見学して頂きます!
また、大井ジャンクションでは架設が完了した橋の上から、ジャンクションの構築状況を見学頂く予定です。(実はこの大井ジャンクション、隠れた絶景スポットなんです!ここからの眺めも楽しみにしていてください!)
品川線の建設現場は工事進捗によりどんどん姿を変えていきます。
まだ品川線の現場を見ていない方はもちろん、これまでにご覧になっている方も楽しめる講座となっております。
今しか見られない、今しか味わえない、品川線の建設状況を私たちと一緒に学びましょう!皆様のご応募を心よりお待ちしています!
コース名 | 47限目 |
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講座場所 | 品川線本線シールド・大井JCT |
講座日時 | 平成25年12月3日(火) 14:00~16:30 |
募集人数 | 20名(18歳以上) |
募集期間 | 平成25年11月1日(金)~11月18日(月) |
参加費用 | 無料 |
12月3日に行われた47限目のご報告です。
高架部の大井ジャンクションとシールドトンネルの内部構築状況をご覧いただきました。
概要説明では、品川線は、首都圏の3環状道路(圏央道、外環道、中央環状線)の一番内側のリングの中央環状線の一部であり、完成すると中央環状線のリングがつながる事や、品川線で採用されたトンネル掘削工法であるシールド工法についての説明を聞きました。
現場見学では、まず大井ジャンクションの高架上を歩きました。
建設中の大井ジャンクションの上から、既設の大井ジャンクションの一部を取り去って品川線とつなげることにより連結路をとする建設工事が見えました。
大井の坑口から北行のトンネルを大橋方面に向かい、横連絡坑・Uターン路の説明を聞きました。
横連絡坑・Uターン路は、平行に走る北行と南行のトンネルの間をつなぐ開口部ですが、開通後には緊急時の避難路や、救急車や消防車を通すための通路として使われます。
さらに、全長約8kmのトンネルの真ん中あたりに建設される五反田出入口の現場で、出入口の建設状況の説明を聞きました。 ここでは、地上の山手通りから地下に穴を掘り出入口をつくる工事や、一部、特殊な工法を使って地下で水平方向に土を掘ってから出入口をつくる工事、本線トンネルを切り開いて、出入口とつなげる工事が行われていました。
当日は切開きにより、本線トンネルの壁が一部撤去された骨組状になっていて、その外側で、出入口をつくるために鉄筋を組んでいる作業が見える状態でした。
大井ジャンクションを歩きながら、参加された女性の方に、首都高講座に参加された理由をお訊ねしました。
「首都高を車で走っていて、こんな大きなものをどうやって造るのだろう!」と思われたそうです。
今回の首都高講座で、その一端をご確認いただけたでしょうか?
品川線の建設工事も、これからが佳境です。
毎日工事が進捗しているので、当日歩いた建設現場はもうそこにはありませんが、 完成後の品川線を、皆さんが安全で快適にドライブする日をイメージしながら日々気を抜かず建設工事をしておりますので、応援してくださいね。
受講者の皆さん、最後までご受講ありがとうございました。