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2015年3月、いよいよ中央環状線山手トンネル(湾岸線~3号渋谷線)が開通します。
首都高講座52限目で学んでいただく場所は、開通すると延長日本一となる山手トンネル(18.2㎞)の中間に位置する大橋ジャンクションです。
現在、車で走行できる大橋ジャンクションのすぐ横では、新しいトンネルと接続するための工事が行われています。ご利用中のトンネルを地中で接続したり、2本のシールドトンネルを全て地中で合体させて分合流部を構築したり、どれも最先端の高度な技術によるもので必見です。
今回は、開通準備に余念のない現場の雰囲気を味わっていただくとともに、技術についてもわかりやすく説明いたします。
首都高講座で山手トンネル(湾岸線~3号渋谷線)の建設状況をご覧いただける最後のチャンスです。ご応募、心よりお待ちしております!
コース名 | 52限目 |
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講座場所 | 大橋ジャンクション |
講座日時 | 平成26年11月28日(金) 10:00~12:00 |
募集人数 | 約30名(18歳以上) |
募集期間 | 平成26年10月31日(金) ~ 11月13日(木) |
参加費用 | 無料 |
締切 | 平成26年11月13日(木) 17:00 |
11月28日(金)、52限目「地中で分合流、高度な技術がぎゅっと詰まった大橋連結路を学ぼう」が開催されました。今回の講座は、工事中のトンネル内部、まさに今しか見ることのできないエリアのご案内です!受講者はヘルメットを装着し、安全対策をしっかりとってスタートしました。
大きなゲートが開かれゆっくりとくぐると、そこはもう大橋ジャンクションの内部です。目の前の走行車線を眺めつつ、早速工事中のトンネルの中へ。トンネル内部はほぼ真っ暗でした。大井方面へ向かって、大橋連結路を慎重に進んでいきました。
連結部分では、トンネル壁面をスクリーン代わりにして、首都高社員からじっくりと概要説明タイムです。2015年3月に山手トンネル(湾岸線~
渋谷線)が完成すると、ついに中央環状線のリングがつながります。大橋連結路工事は、それへ向けての重要な工事の一つです。地上より掘り進めて、既設のシールドトンネルと接続し、分合流部を構築する工事、シールドマシンで道路を構築する工事、そして、地下で2つのシールドトンネルを一体化する工事。これらの工事が並行して行われているのです。
全員揃って記念撮影。背後に写っている標識板をご覧下さい。分岐部はここまで完成しています。
また、地上へ避難する非常階段や避難通路も実際に歩きました。首都高では万が一に備え防災・安全設備に万全の体制をとっています。
最後に、営業中の山手トンネルの本線接続部を見学し、再び走行車線を間近に見ながら、名残惜しみつつ現場を後にしました。
受講者の皆さまのご協力により、今回の講座も無事に終えることができました。寒い中、朝早くからお集まりいただき有難うございました。