横浜ベイブリッジ
1981年 着工
横浜ベイブリッジは東京湾岸道路の一部を形成するとともに、高速湾岸線の一部をも構成する2層構造の長大橋梁で、全長860mの2面吊り斜張橋です。
本牧ふ頭と大黒ふ頭を結び、横浜港の国際港としての機能強化を目的として計画されたのが横浜ベイブリッジの始まりでした。
1981年の基礎工事の着工から、1989年の開通までを振り返ります。
本牧ふ頭と大黒ふ頭を結び、横浜港の国際港としての機能強化を目的として計画されたのが横浜ベイブリッジの始まりでした。
1981年の基礎工事の着工から、1989年の開通までを振り返ります。
1.コンクリートバージ製作
横浜市金沢区内の埋立地のドック(約126m×86m×8.5m)で、橋脚の基礎(フーチング)の外殻(コンクリートバージ、主塔用56m×54m×8.25m)を製作します。2.コンクリートバージ曳航
ドック内での工事終了後、ドック内に注水して護岸を撤去、コンクリートバージを海に浮かべて橋脚の設置箇所まで曳航します。3.ケーソン設置
橋脚の設置箇所まで曳航したコンクリートバージに筒状のコンクリートの箱(ケーソン)を設置し、海底を掘削、コンクリートを詰め、海底に固定します。4.フーチング構築
ケーソン設置後、橋脚を固定するための基部(アンカーフレーム)を設置します。そして、コンクリートバージ内にコンクリートを詰め、橋脚の基礎 (フーチング)を構築し、下部構造が完成します。5.主塔下部架設
あらかじめ陸上で柱・梁を組み立て、大型クレーン船で一気に架設し、主塔下部を構築します。6.側径間桁組立
側径間桁は大型クレーン船で一括架設するため、あらかじめ陸上で大きなブロックに組み立てます。
※主塔と主塔の間の桁を中央径間桁、外の桁を側径間桁といいます。7.側径間桁の大ブロック架設
大きなブロックに組み立てられた側径間桁を大型クレーン船2隻による相吊り工法で架設します。8.中央径間桁架設
陸上で組み立てた中央径間桁を台船で運搬し、桁上にある大型クレーンで吊り上げて架設を行います。桁と主塔をつなぐケーブルも同時に設置していきます。9.完成
中央径間桁架設後、ガードレール、照明など付属施設を設置し、舗装を行って完成です。
1989年9月27日 開通
たくさんの人々の期待を集め、開通の日を迎えました。港湾物流の一端を担う重要な輸送路としての役割はもちろん、横浜のシンボルとして、人々の目を楽しませています。
Column名付け親は横浜市!
一般公募で橋の名称を決定したレインボーブリッジや鶴見つばさ橋とは異なり、横浜ベイブリッジは昭和39年横浜市の計画時点からその名前が付けられていました。
建設時には「横浜航路横断橋」や「横浜港横断橋」という名称で呼ばれていたこともありますが、当初の名称「横浜ベイブリッジ」が採用されました。
今でも親しまれるベイブリッジという名前。名づけには並々ならぬ思い入れがあったのかもしれませんね。
建設時には「横浜航路横断橋」や「横浜港横断橋」という名称で呼ばれていたこともありますが、当初の名称「横浜ベイブリッジ」が採用されました。
今でも親しまれるベイブリッジという名前。名づけには並々ならぬ思い入れがあったのかもしれませんね。
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