変わる首都高と、変わらない右カーブ

Vol.2 2015年11月25日掲載

小さいころから親父のクルマで首都高に乗っていた。大人になりクルマ業界の隅っこで働くようになってからも、毎日のように首都高を走っている。それでもまだ、走ったことのない路線や出入り口が結構ある。それもそのはず、首都高はいまだに変わり続けているのだ。

特に2015年3月の品川線完成で全線開通となったC2(高速中央環状線)は未走破区間が多いので、早くコンプリートしたい。トンネル区間を走りながら、建設時の苦労に思いを馳せれば、きっと中島みゆきの「地上の星」が頭の中で再生されて、景色のないトンネルが一気にドラマチックになるだろう。

首都高には、「アレ? こんな景色だったっけ?」ということがときどきある。先日も、上り坂での速度低下を抑止するライトが新設されていた。最近、渋滞が減ったのは、細かい改良の結果なのかもしれない。

渋滞が頻発する堀切・小菅JCTも絶賛改良中だ。ちなみにここには、首都高で一番好きなカーブがある。茨城方面からの取材帰り、堀切JCTをC1方面に進むと現れる、荒川の上の右カーブ。それまでの渋滞の閉塞感から突如解放され、広い空のなかにはスカイツリーも見えてくる。変わっていく首都高だが、この景色は変わらないでほしい。

※当コラム及び著者プロフィール等の内容は掲載時のものです。

株式会社八重洲出版
「ドライバー」 太田力也編集長(2015年11月現在)

profile
バイク雑誌の丁稚奉公から、いつの間にかドライバーの編集長に。ベテランぞろいの業界では、まだまだ青二才。東京都生まれ
ドライバー
1964年創刊。クルマ好きの視点に立った特集企画を中心とする「実用クルマ情報誌」。国産新車を中心に、詳細解説、精密テスト、ライバル比較、開発者インタビューなど、クルマの本質を多角的に追求している。毎月20日発売。定価570円(税込)。
ホームページ:
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