首都高にある絶景ポイント

首都高は湾岸線の発展とともに、どんどんダイナミックになってきたように思う。そして、現在の湾岸線を走っていると巨大首都の躍動感をいろいろなところで感じることができる。

たとえばそれは羽田空港のあたりで、首都高のトンネルの上を横断していく旅客機と遭遇したとき。そこはまさに首都東京の空路と陸路の接点であると実感するとともに、その旅客機の大きさに圧倒され、さらにはクルマ好き、乗り物好きとしては何となくワクワクしてしまう。

あるいは横浜方面から横浜ベイブリッジを渡り、鶴見つばさ橋を抜けると左側に扇島の大きな火力発電所が見えたとき。そのあたりの工業地帯が360度に渡って一望でき、なにか日本経済のウネリみたいなものが伝わってくる。

さらに躍動感とともに心ときめくのは、千葉方面からレインボーブリッジに入り、橋の中央を越えて下り坂になり眼前に高層ビル群が広がったとき。なかでも暮れなずむ時間帯は美しいの一語に尽きる。そしてライトアップされた赤い東京タワーが、その光景のいいアクセントになっている。

クルマでドライブするというと、目的地は山や海ということになりがちだが、実は湾岸線をはじめ、首都高には自然とは別の躍動感に満ちた絶景ポイントが数多くある。だから、首都高を走るのがとても好きだ。

株式会社モーターマガジン社
「Motor Magazine」
荒川 雅之 編集長

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学生時代、クルマで高速道路を一切使わずに日本一周を敢行。それ以来、高速道路を走れることは非常に有り難いと思い続けて、はや三十数年が経過。
Motor Magazine
1955年創刊の日本でいちばん伝統のある自動車総合誌。クルマによって彩りのある豊かなライフスタイルを築きたいと思っている人たちへ、輸入車とプレミアムな国産車を中心にした価値ある情報を提供しています。定価1000円(税込み)、毎月1日発売。
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