壮大な大黒JCT、「都会的景色」との出会いにときめき!

今の場所に住んで以来、自宅からクルマに乗ると、ほぼ100%、首都高を利用して目的地へと向かう、ヘビーユーザーだ。そんな私のお気に入りは、川崎線の大師JCT~川崎浮島JCT間。神奈川県内の自宅から木更津方面のサーキットやゴルフに行く時に良く通る。ほぼ直線の短い区間だが、ここから見る川崎工場地帯の夜景がとってもキレイ。そう、ちょっと前になるが、「工場萌え」なるコトバが流行った時があった。その時は、大変失礼ながら、工場を見て、何が楽しいのだろう…とまったく興味を示すことはなかった。今とは違う場所に住んでおり、この景色に馴染みがなかったせいもあるかもしれない。が、昼間通るとお世辞にもキレイとは言えない工場地帯が、夜になるとキラキラと輝きなんとも言えない雰囲気に包まれる。このギャップが激しい。しかも、運転しているから景色が流れ、さらに美しい。

普通は、自然の偉大さを感じさせるような「景色」に感動することが多い。それだけに、人工的で無機質な工場地帯の煌めきの美しさに意外性すら覚えた。

最近、木更津方面に目的地を入れると、ナビが違うルートを示すことがある。横羽線生麦JCTから大黒線経由で湾岸線に出るルートだ。これはこれで、大黒JCTの螺旋が幾重にも重なる壮大さが、「ザ・首都高」と言った景色で、見応えがある。

実は、私は行き方を知っている目的地でもナビを使う。必ずしも最短ルートが最短所要時間とは限らないからだ。また、都内に行くにも千葉に行くにも、いくつもルートがあり、ベストルートを選べるのも首都高の素晴らしいところ。そして、首都高は、今も新しい道ができたり、繋がったりと進化している。また、新たな「都会的景色」に出会うのが楽しみだ。

佐藤久実さん
(レーシングドライバー/モータージャーナリスト)

profile
大学在学中にレースデビュー。ニュルブルクリンク24時間レース、スパ・フランコルシャン24時間レースなど海外の耐久レースでも入賞を果たす。レースで培ったスキルをベースに、ドライビング・インストラクターやレースディレクターとしても活動。レーシングドライバーとしてのホットな目、ジャーナリストとしてのクールな目、そして女性目線からクルマを評価。自動車専門誌への執筆をはじめ、WEBやラジオ、大学非常勤講師など活動は多岐に渡る。

AJAJ日本自動車ジャーナリスト協会会員
COTY日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
WCOTY ワールド・カー・アワード選考委員
  • Google+でシェア
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア